私は公立みつぎ総合病院での20年間に、実に多くの患者さんとのご縁を頂きました。中でも緩和ケア病棟(ホスピス)では、多くのがん患者さんと向き合う貴重な経験をさせていただきました。しばしば患者さんのご自宅にも出向きました。自宅に帰られた患者さんの笑顔を見るたびに、『家』のもつ力に圧倒される思いでした。病院では小さくなっていた患者さんも、自宅では立派な主人公です。
いい時間を自宅で過ごしていただく、そのお手伝いがしたくて、平成22年在宅医療に特化したクリニックを開設しました。私たちは『支える医療』で、微力ながら地域のお役に立ちたいと考えています。在宅患者さんの幅広いニーズに応えられるよう努力いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 丸山 典良
定期的な訪問診療では、通常の診察のほか、がん疼痛治療(医療用麻薬処方など)、経腸栄養(胃瘻など)、中心静脈栄養(ポートなど)、人工呼吸器、気管切開、膀胱留置カテーテル、褥瘡(床ずれ)処置などに対応します。精密検査や入院治療が必要となった場合、地域の連携医療機関をご紹介します。